
宇都宮や浜松ほど全国的に有名ではありませんが、神戸にも“餃子に味噌だれをつけて食べる”という独自の餃子スタイルがあります。
味噌だれ餃子のミソだれは、ただの味噌ではなくメジャー的には酢と醤油と味噌をあわせたもので、また味噌は赤みそや合わせみそなどお店によって違います。
今回は40年以上愛される行列ができる人気餃子専門店をご紹介します。
餃子
行列ができる人気店「ぎょうざ大学」
JR東海道本線・阪神本線 元町(もとまち)駅から歩いて3分、神戸・南京町のすぐ側にありました。
1970年半ばから40年以上つづく、神戸屈指の老舗・餃子専門店「ぎょうざ大学」。
テーブルとカウンターあわせて18席というこじんまりしていますが、連日行列ができるほど賑わっています。
あくる日の土曜日、開店時間ピッタリ11:30に行くと、すでにお店の前にはズラッと30人近く並んでいました。
予約できないお店なので並ばずに食べるためには早く行くしかありません。
餃子
ぎょうざ大学ルール。注文は1回きり
ぎょうざ大学のルール、1人2人前以上の注文必須、そして店員さんに必ず言う、「再注文できません」というセリフ。追加オーダーができないので、最初の1回で食べる分をすべて注文しなければいけません。
餃子はニンニクの有無も選ぶことができるのでランチや食後に予定がある人でも安心して食べることができます。
食べもののメニューは餃子だけ。ランチの時間だけ提供している“ぎょうざ定食”を頼むと、ライスとスープを一緒に食べることができます。
お客さんが外で並んでいる場合は、待っている間に注文を取ってくれることも。
餃子を待つ間に、味噌ダレだけでビールが飲めることを知りました(笑)
餃子
味噌だれと餃子のコラボに感動の嵐
1人前 7個 300円
ヒダはなくてくっつけてあるだけの形で、7cmぐらいの標準的なサイズ。
最初はあえてタレを付けずにそのまま食べてみると、ショウガとニンニクが効いていて、うす味シンプル。やっぱり少し物足りないかも。
そこで、第2の主役“味噌だれ”の登場です。
ぎょうざ大学オススメは、味噌だれが小さじ2、ラー油小さじ1、酢と醤油が少々。
タレ奉行の方も、まずは騙されたと思って素直にためしましょう。
味噌のコクと甘さ、ラー油の甘みを感じるピリッとした辛さ、ほんの少しにもかかわらず酢と醤油がキュッと味をまとめて、ちょうどよく絡み合って、シンプルな味付けの餃子とよく合います。
甘さと辛さのバランスが良すぎて、本当にこのタレのために作った餃子なんだなと、食べるたびに感動しました。
これはタレが味のすべてを牛耳っているといっても過言ではない。そんな味噌だれ餃子でした。
餃子
店内で余韻には浸れないけれど、お持ち帰りはあります。
14個並ぶとかなりの迫力があったので、14個多いかも…と最初は思っていましたが、シンプル味付けに最高のタレとのコラボレーションだったので杞憂でした。
パクパクと箸が進んでしまって、あっという間に完食。
次のお客さんが待っているので、食後の余韻には浸れません。どうしてもぎょうざ大学過したいのなら、はしごして2軒目へ移動するか、あらかじめお持ち帰り餃子を頼んでおくことをオススメします。
焼き餃子と生餃子が選べて、焼き方のレシピも付いてくるので、お家でもお店そのままのおいしい餃子を食べることができます。
餃子
まとめ
毎日のように行列になる人気店「ぎょうざ大学」は、お食事の時間帯は並ぶこと覚悟をしないといけないし、20時台で営業終了してしまうので、決してゆっくりはできません。
でも、トリコになること間違いなし!絶品の餃子と味噌だれをぜひ一度味わってみてください。
ぎょうざ大学
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-3-5
電話:078-332-2233
営業時間:平日 11:30〜14:00 / 17:00〜20:45(L.O.)
土日祝 11:30〜14:00 / 17:00〜19:20(L.O.)
定休日:月・火