餃子と焼売とワンタンの違いわかりますか?

 

 

突然ですが中華料理の点心と聞いて、何を思い浮かべますか?
 
餃子・シュウマイ・春巻……?それとも杏仁豆腐・ももまん……?
 
どれも正解!点心とは中華料理のメインディッシュとスープ類以外全般を表す言葉で、マンゴープリンやゴマ団子などの甘味、小籠包やちまきなどの粉物、食事代わりの軽食はすべて点心です。
 
今回は見た目や具材を見たらどれがどれかはわかるけれど、意外と違いを説明するのは難しい餃子とシュウマイとワンタンについて見ていきます。
 
 
 

 

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餃子は種類が多い!

 餃子のことは知っていると思いますが、簡単におさらいしましょう。
 
小麦粉をこねて薄く伸ばした丸い皮に、豚ひき肉とキャベツやニラなどの野菜を混ぜ合わせた具材を包み、焼く・茹でる・蒸す・揚げるなどの調理をしたもの。
 

 

日本では焼き餃子が定番ですが、中国の定番は水餃子で旧正月の大晦日に家族で餃子を包んで当日に食べる縁起物。おかずではなく主食。

写真はホワイト餃子の水餃子

 
包んだ後の調理方法によって、焼き餃子・水餃子・蒸し餃子・揚げ餃子と呼び名が変わり、包み方も10種類以上あります。
 
餃子はこういうもの!と一言で表現できないところが。餃子の特徴であって魅力的なポイントかもしれませんね。
 
 
 

 

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シュウマイは100%蒸す

 豚ひき肉と玉ねぎのみじん切りを混ぜ合わせた具材を小麦粉の皮で包んで蒸したもので、焼売あるいは焼麦と書きます。

 
蒸して仕上げることが前提となっているのに何故漢字の場合は“”と表すのか疑問に思いませんか?
 
由来について諸説あるものの、
①“焼”という漢字には日本語と同じで焼くという意味と、煮炊くという意味もあるので熱を通す蒸す行為と結びついたのではないか。
②昔の中国は麦の穂が病害を受けて黒く変色していたため、あらかじめ麦の穂を焼くことで伝染から防いでいたそうです。シュウマイ が焼いた麦の穂と見た目が似ていたことから焼売/焼麦となったといわれています。
 

イメージとして強い真ん中にグリーンピースを乗せるスタイルは、今でいう映えのために彩りとして添えたもので、現在のシュウマイには殆ど乗っていないそうです。

 
中国のシュウマイにはグリーンピースはありませんし、主流の具材は豚ひき肉と白菜で人気の食材はエビやカニ・アワビなどの魚介類。
 
 
 

 

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スープに入れるとワンタン

 ワンタンは豚ひき肉とねぎを塩コショウで味付けして、小麦粉を薄くのばして正方形にした皮で包んだ後、茹でてからスープをかけたもの。
 
市販はシュウマイとワンタンの皮として売られていることもありますが、たいていのワンタンの皮には小麦粉にカンスイという液体を混ぜており、薄い皮でも弾力性ともちもち感がアップするよう工夫しています。
 
餃子やシュウマイと比べるとワンタンの具材は少なく、三角形に折る包み方が多いです。
 

中国では干しエビや青魚などの魚介類、ザーサイをワンタンの具材として入れることも多いそう。あれ、餃子と似ている…?と思ったあなた正解!唐の時代である7世紀頃まで餃子とワンタンには区別がなかったそうですよ。
 

平安時代の書物に餛飥という文字が書かれているらしく、1900年前後に伝わった餃子やシュウマイより先にワンタンが日本にやってきました。

 
漢字では“雲呑”あるいは“餛飥”と書くのですが、よく見かける雲呑は広東語から来ており、中国全般では一般的に餛飥(ホウントウン)と呼ばれているそうです。
 
 
 

 

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まとめ

 
今回は中華料理で小麦粉の皮で具材を包んだ似たもの同士、餃子とシュウマイとワンタンの違いについて見てきました。
 
餃子は具材と包み方のバリエーションが豊富で、調理方法も焼く・茹でる・蒸す・揚げると様々。
 
豚ひき肉とタマネギを包んで蒸したらシュウマイ、豚ひき肉とネギを三角形になるように包んだ後に茹でてスープを加えたらワンタン。
 
似ているようで少しずつ特徴がありますので、違いを意識してそれぞれ食べてみると新たな発見があるかもしれませんね。
 
 
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