東京の銀座的なポジションである大阪の“北新地(きたしんち)”は、にぎやかな歓楽街。
北新地のとあるビルにひっそりと佇む、餃子がメインのオシャレな居酒屋があります。
今回はこだわりの長崎県産芳寿豚(ほうじゅとん)推し、『「芳寿豚専門」 北新地 ぎょうざ家』をお伝えします。
極上と呼ばれる長崎の芳寿豚(ほうじゅとん)を聞いたことはありますか?
あらかじめ指定された人・豚に有害な病原体を持っていないと認められた豚にだけ与えられる“SPF豚* ”に日本で唯一20年以上クリアしている正真正銘の豚。
*SPF認定:Specific(特定の)・Pathogen(病原体)・Free(ない)の頭文字。 (参照:日本SPF豚協会より)
日本が鎖国をするきっかけの一つになった、江戸時代の“島原・天草の乱”で知られる長崎県・島原で、芳寿豚は化学肥料や抗生剤をまったく与えず、自然のままのびのびと健やかに育てられています。
赤身は甘味と旨味がギュッと濃くジューシーで、脂身はサッパリとして豚独特の臭みが全然ないことが特徴。
衛生のため基本的に取材も受け付けていないことから、知名度は高いとはいえないものの、品質はホンモノです。
餃子
カウンター席の隠れ家!餃子4つ食べられる姉妹店も
住所をたどって北新地にある森ビルに着いたものの、パッと見は”ぎょうざ家”の看板は見当たらず、本当に存在しているのかと不安になりますが、ご心配なく。
中へと入っていくと、お店がたくさん立ち並ぶ中の右手に『「芳寿豚専門」 北新地 ぎょうざ家』がありました。これぞ知る人ぞ知る正真正銘の隠れ家ですね。
2016年にオープンした木目調のオシャレなカウンター席が、コの字に並んだこじんまりしたお店です。
芳寿豚を使用した“北新地ぎょうざ家 餃子”1種類と、ローストポークやチャーシュー炙り、豚汁という、トコトン芳寿豚を味わい尽くすメニュー。
北新地店は席の予約ができないので、満席になることもしばしばあります。
その場合は、阪急梅田駅近くある2号店の「北新地ぎょうざ家 バル」あるいは2020年7月にオープンした裏なんば店へ。
北新地ぎょうざ家 餃子のほかにも、梅しそ餃子・チーズ餃子・しびれ餃子も食べられますよ。
餃子
餃子の肉を味わった後に、すだちと岩塩で食べます
『「芳寿豚専門」 北新地 ぎょうざ家』のメニューには、長崎の芳寿豚(ほうじゅとん)を100%使った料理のラインナップ。
「名物北新地餃子」は、工場で作られた餡を、店内で1つずつ丁寧に包みます。
1人前6個 480円
食品サンプルと言われても納得する芸術品のような焼き餃子は、高さが少し低く、ペシャッと潰して焼いている感じ。
芳寿豚の肉と国産キャベツ・干し貝柱が入った餡は細かく切られてペーストのようになっているので、口当たりがとってもなめらか。
口のなかでジューシーとは違う上品さがあり、最大限に広がるお肉の旨みがクセになります。
タレは定番の酢じょうゆでキュッと味をまとめることで2度おいしく、またお店オリジナルの徳島産すだちと岩塩をつけて食べると、爽やかな酸味でさっぱり餃子になりました。
まとめ
今回は大阪を代表する花の高級な歓楽街“北新地(きたしんち)”にある、隠れ家の居酒屋『「芳寿豚専門」 北新地 ぎょうざ家』をお伝えしました。
20年以上SPF豚として認められている、長崎県の芳寿豚(ほうじゅとん)を存分に使ったメニューが勢ぞろい。
すだちと岩塩をつけて食べる餃子は、お肉の上品なおいしさとさっぱり感のコラボレーション。
シメには体にやさしく染み渡る豚汁ももってこいです。
にぎやかな北新地でひっそりと、こだわりの豚肉料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
「芳寿豚専門」 北新地 ぎょうざ家
住所:大阪府大阪市北区曾根崎新地1丁目5-7 森ビル1F
最寄駅:JR東西線 北新地駅 徒歩1分、JR大阪駅 徒歩5分
電話:06-6131-8121
営業時間:17:00〜24:00
定休日:日曜日・祝日
席数:7席