日本で餃子といえば宇都宮。宇都宮といえば野菜たっぷりの焼き餃子。
野菜がたっぷり入っている宇都宮餃子とはひと味違う、お肉がたっぷり入っていて見た目も丸い餃子。
宇都宮餃子の特徴とは異なるにもかかわらず、“宇都宮・餃子”と検索すると上位にランクインする人気店があります。
しかもほとんどお店の外には人が並んでいるほどのお店…ちょっと気になりませんか?
JR東北本線 宇都宮駅西口から徒歩1分とありますが、1分もいらないかも。
西口を出てすぐ左側に見える行列。
看板を見ると“もちっと餃子”が目立つので、店名がわかりにくくてうっかり見逃しちゃいそうになりますが、右端にしっかりと書いてあります。
ココが「餃天堂(ぎょうてんどう)」です。
祝日でもなんでもない平日の15時にも関わらず、お店の外には10人程度並んでいました。
お食事の時間帯はもっともっとたくさんの人で行列ができています。
キッチンを囲うようにカウンター9席と、並んでいるお客さんと目が合う窓際4席。全部カウンターのみ13席と店内はこじんまりとしています。
60〜70代の大将2人が必死に作っている様子をひたすら見ることができるのはカウンター席の特権。
餃子
メニューは焼餃子と水餃子とライスだけ
5個ずつが多い人・おなかの空き具合で選べるうれしいセットもあります。
餃天堂セット:焼餃子5個・水餃子3個 704円
3・3セット:焼餃子3個・水餃子3個 528円
4・4セット:焼餃子4個・水餃子4個 704円
餃子のほかにはライスだけで、お漬物付きで小中大の3サイズ。
パタパタと忙しく動き回っている店員さんが、
「あら、お洋服が餃子じゃない!宇都宮に来るから買ったの?」と、
私が着ていた餃子スエットに気付いてくれました。ちょっとした会話がうれしいもの。
餃子
マヨネーズと一味唐辛子で食べるモッチリ焼き餃子
おまんじゅうのようにやや丸い、小判のような形をしている、かわいらしい焼き餃子。
1皿5個 440円
モッチリとした皮を一口かじってみると、ジュワ〜ッと肉汁があふれ出して、肉の甘みが口の中いっぱいに広がります。
この肉汁は餃子と小籠包の中間のような。お肉の旨みというよりも甘さが引き立っていて舌鼓を打ちました。
餃天堂オススメのタレは、めったに見ない”マヨネーズと一味唐辛子”
私自身も餃子を食べ始めてから初めて出会った組み合わせでした。
恐る恐る試してみると…マヨネーズのコクと一味唐辛子のほんの少しピリッとした辛さが、餃子のお肉の甘さとよく絡み合っておいしい。お肉だけではなくて味の幅が広がります。
餃子
透きとおるほどキレイな緑色の水餃子
「お待たせしました〜」と運ばれてきてパッと目を引く緑色の水餃子。
一皿5個 440円
この透き通っていてヒスイのような緑色のヒミツは、皮に練りこんである“ほうれん草”。
焼き餃子よりもさらにもっちりとした食感になった厚めの皮とお肉の旨みを堪能しながら、噛むたびにフワッと香るほうれん草。
スープに酢しょうゆとラー油を入れて食べるのが餃天堂流。あっさりした味付けのスープにちょっと味がついてアクセントになります。
飲んでいくにつれて少しずつスープがカラダにやさしく沁み渡ります。冬はポカポカと体が温まるホッとするおいしさ。
餃子
まとめ
パリッパリの皮に野菜たっぷりシンプルな味が特徴である宇都宮餃子の概念をぶち壊している「餃天堂」は唯一無二の餃子です。
もっちりとした皮にマヨネーズと唐辛子を付けて食べる焼き餃子、スープが体をあたたまる緑色が美しい水餃子。
ぜひ一度食べて見てほしい。並ぶ価値大いにアリ。お持ち帰りもできるので、並ぶ時間がない人も。
餃天堂(ぎょうてんどう)
住所:栃木県宇都宮市駅前通り3-3-2
電話:028-614-3805
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし