スーパーマーケットには冷凍餃子や惣菜餃子以外に、チルド餃子も売っていますが、パリパリに焼けますか?
手作り餃子や冷凍餃子と同じように焼いても特段問題なく美味しく焼けるものの、カリッとパリパリな焼き目にはならないという人は多いのではないでしょうか。
私の場合、いつも通り焼くとしばしば餃子が破れてしまい、どうしてもチルド餃子よりも冷凍餃子や惣菜餃子を選んでしまいます。
それでもやっぱりいろんなチルド餃子をできれば最高の焼き加減で美味しく食べたい!と思い、たくさん調べたところプロの料理人による焼き方を見つけました。
今回はチルド餃子を美味しく焼くコツについて見ていきましょう。
チルド(chilled)は冷却された・冷蔵の という形容詞なので、冷却された餃子・冷蔵の餃子という意味です。
チルド餃子は具材を包んだら高温で蒸し焼きにして、冷却後にパッキングしたもの。
冷蔵でだいたい1週間程度保存可能ですが、チルド餃子は一度焼いている分だけ、生餃子に比べて肉や野菜の本来のおいしさが若干損なわれている場合もあると言われています。
スーパーには美味しそうなチルド餃子が売られているので、時々買って食べるのですが、手作り餃子・冷凍餃子の焼き方にチャレンジして試行錯誤しても90%以上破れてしまうので困っていました。
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樋口直哉さんによるチルド餃子の焼き方
私が不器用だから上手く焼けないのかもしれませんが、チルド餃子もパリパリにキレイに焼きたい!と切望してたくさん調べました。
数ある中で、樋口直哉さんのチルド餃子の焼き方がわかりやすかったので、今回ご紹介します。
- 読み方:樋口直哉 (ひぐちなおや)さん
- 1981年生まれ
- 2005年『さよなら、アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞して作家デビュー。
- フランス料理が専門の料理家
- 小説のみならず料理本も多数出版。
料理家として別の媒体で連載していた食育やレシピを、2017年にnoteへ移行して現在も更新中。
2021年6月にアップされた記事が「チルド餃子攻略法」でした。
ちなみにホットチョコレートの作り方と鉄のフライパンの再生とメンテナンスが特に人気のある記事のようです。
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実際に焼いてみた
今回はタレ付けなくても美味しく、失敗せず上手にできるセブンプレミアムのチルド餃子を選んで、チルド餃子攻略法を参照して作ってみました。
10個入り 213円(税込)
パッケージに書いてある通りに焼いてもいい感じになりますが、樋口さんもnote内で仰っているように見た目はキレイでもパリパリ食感が足りないのです…!
なんと言ってもチルド餃子の最大のポイントは、一度蒸気で加熱しているから皮・具材全て火が通っていること。
だから焼くときは、冷却している餃子全体の水分が戻って温かくなればOKなので、手作り餃子や冷凍餃子よりも圧倒的に少ない量で問題ないのは納得と同時に目からウロコでした。
詳しい解説と説明は樋口さんのnoteを見て欲しいのですが、ココでは自分用のメモとして簡単にまとめます。
- 小さじ2程度の油を引いたフライパンを、中火で加熱する
- フライパンが温まったら火を止めて、餃子を並べる
- 中火にして、餃子の底面にある水分を飛ばすために軽く焼く
- 水50mlに小麦粉を小さじ1〜2を入れて溶かしたものを一気に流し入れる
- フタをしてから弱火にして蒸し焼きにする
- 水分がなくなるまで様子見ながら待つ
パリパリの羽根つき餃子にするスタイル。私は初めてだったのですが、こんなに簡単に羽根が作れるなんて感動しました。
見た目はイマイチになっちゃいましたが、餃子もパリッパリでした。
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1包装 10個あたり
エネルギー 451kcal
たんぱく質14.9g
脂質 22.3g
炭水化物 45.2g(糖質42.3g/食物繊維2.9g)
食塩相当量 2.7g
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まとめ
今回は料理家・作家の樋口直哉さんによる、チルド餃子をパリパリに焼く方法について実践しました。
チルド餃子をパリパリの羽根つき餃子にするだけで、パリパリになってビックリ。
プロによる餃子の焼き方はわかりやすいので、ぜひnoteを読んでから試してみてください。