とってもおなか空いている時や中華料理のメニューを見ると、無性にラーメンとチャーハンの両方を食べたい気分の日ありますよね?
この願いを神保町では50年以上前から、ラーメンとハーフサイズのチャーハンという「半チャンラーメン」として、ずっと叶えているんです。
しかも“半チャンラーメン御三家“と呼ばれていたぐらい、半チャンラーメンの名店が生まれました。
“呼ばれていた”と過去形になっているのは、1店 “さぶちゃん”が2017年に惜しまれつつも閉店してしまったから。
今回は、まだまだ現役で営んでいる神保町の半チャーハンの名店をお伝えします。
都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町駅」のA1出口から歩いて2分で着きます。
靖国通りの専大交差点にある大きなみずほ銀行を背にしてまっすぐ歩くと左手に、赤い看板が目印の老舗の町中華が見えます。
「成光(なりみつ)」
1966年創業の50年以上愛され続けている清潔感があり古き良きお店で、ランチとディナーの時間営業中。
店頭の立て看板には日替わりランチが書かれてあり、600円台で食べられちゃう日もあります。
4人テーブル5卓、カウンター3席と小さな食堂という雰囲気なので、混雑時はテーブル席で相席になることもしばしば。
お店奥の壁にある手書きの短冊メニューは、ラーメン・ワンタン・タンメン・焼きそばなど麺類15種類、ニラ玉炒め・野菜炒めなどの炒めものが10種類程度、各種一品料理があるなどズラリと並んでいます。
餃子
100%トリコになるチャーハンとラーメンの最高コンビ
ホウレンソウ・メンマ・ネギ・チャーシューがのっている、シンプルな王道の醤油ラーメン。
濃い色なのでしっかりしょうゆ味かと思いきや、黄色っぽい縮れ細麺が鶏ガラメインの濃すぎない醤油スープによく絡んで、箸が止まらなくなるおいしさ。
タマゴと細切れチャーシュー・刻んだネギが入った、シンプルなパラパラのチャーハンはちょうど良い味付けで、ラーメンのスープによく合いました。
すっかり“半チャンラーメン”のトリコになりラーメンとチャーハンを往復してしまい、あっという間に完食。半チャンラーメン 860円です。
餃子
餃子の野菜の歯ごたえと肉の旨みがカンペキ
半チャンラーメンはもちろんのこと、成光の餃子も絶品と評判なので注文しました。
餃子1人前
5個 450円
ノーマルサイズのプックリとしたフォルムな餃子は、一口食べるとキャベツやニラがシャキシャキした歯ごたえが心地いい。
一見シンプルな味のような印象を受けますが、しっかり噛んでいると後からジュワッとお肉の旨みがじんわり出てきて口の中で染み渡るんです。
野菜の甘さとお肉の旨みがやさしく広がるので、タレをつけなくてもおいしく食べられますが、私は少し酢コショウを付けてキュッと味を引き締めて食べてもGOODでした。
テーブルの上には、しょうゆ・ラー油・酢・コショウの定番調味料が揃っているので、自分の好みにタレをカスタマイズできるのもうれしいですね。
餃子
伊峡(いきょう)も昔から愛されている半チャーハンが絶品
ちなみに御三家の最後のひとつは「伊峡(いきょう)」というお店で、老朽化のため2019年にすずらん通りのドトールコーヒーの近くへ移転しました。
9席なので店内は小さいですが、ラーメン450円・半チャンラーメン650円と庶民に優しい価格でおいしく食べられるんです。
売り切れ次第終了のため、夕方にはお店じまいをしていることもあります。
必ずありつけるためにはランチの時間へ行くと吉ですね。
伊峡(いきょう)
住所:東京都千代田区神田神保町1-17
電話:03-3294-0279
営業時間:月〜土 11:00〜18:00
定休日:日曜日
餃子
まとめ
今回は神保町で有名な、チャーハンとラーメンの最高コンビ“半チャンラーメン”の名店、「中華 成光(なりみつ)」をお伝えしました。
ひっきりなしにお客さんが来るほど愛されている人気店の定番である半チャンラーメンの他に、有名なメニューのひとつが餃子なんです。
野菜のシャキシャキした歯ごたえとジュワッと後から広がるお肉の旨みを味わえるのは成光だけ。
最高コンビの半チャンラーメンと一緒に、絶品の餃子を食べてみてはいかがでしょうか。
テイクアウトもしています。
中華 成光(なりみつ)
住所:東京都千代田区神田神保町2-23
電話:03-5252-7361
営業時間:月〜金 11:15〜15:00 / 17:00〜21:00
土 11:15〜14:00
定休日:日曜日・祝日