東京「赤坂珉珉」酢醤油タレ発祥店の餃子は絶品だった
●更新日:2024/04/07
餃子のタレとして「酢コショウ」にする人も一般的になりつつあります。
この餃子を酢コショウに付けて食べるというスタイルは、東京・赤坂にある「赤坂珉珉」というお店で発祥しました。

 

今回は約5年ぶりに行くことができた「赤坂珉珉」についてお伝えします。

焼き餃子の名店から引き継いだ味

赤坂珉珉(みんみん))は、渋谷にあった「珉珉羊肉館」という焼き餃子の名店の暖簾分けとして、1965年に東京・赤坂でスタートしました。
現在の道玄坂にある文化通りにあるヤマダ電機 LABIに、恋文横丁の記念碑が建てられています。
「珉珉羊肉館(みんみんやんろうかん)」は、この恋文横丁内にあった中華料理店で、
冷めてしまった水餃子を鉄鍋で焼いて、偶然提供したことから、
焼き餃子の名店だけではなく、焼き餃子が初めて生まれたお店と言われることもあります。
焼き餃子の名店として長年親しまれていましたが、2000年代に閉店しました。
赤坂珉珉はその味を引き継ぎつつ、焼き餃子に酢醤油という組み合わせ生み出したお店で、連日賑わっています。
10年以上前にテレビ番組で紹介されて以降はさらに有名となり、お店の前に行列ができることは日常的な光景です。
席の予約については夜のみ可能で、電話で受け付けています。

元祖・酢胡椒食べる焼き餃子

 餃子はかなり大きかった記憶があるのですが、私の思い出補正がかかっていたようで(笑)、細長くなく全体的に丸くて少し大きいサイズです。
肉とニラがメインの野菜は大きめにカットされており、味付けがしっかりとしていてジューシーだから、タレを付けずに餃子だけで食べても充分食べ応えがありました。
酢胡椒というタレが生まれたお店ということで、お願いすれば目の前でタレを作ってくれます。
予想より数倍は多い胡椒の量でした。
酢胡椒を付けて食べてみるとさっぱりとするだけでなく、胡椒の辛味が肉の旨みと合い、全体的に味がきゅっと引き締まって食べやすくなります。

実は名物の味噌餃子とは?

焼き餃子に酢胡椒のタレという組み合わせがあまりにも有名となりましたが、
実は「炒醤餃子(ミソギョーザ)」も赤坂珉珉の名物ということで注文しました。
炒醬(チャオジャン)というのはオイスターソースで有名な李錦記の商品以外に、ネット上で調べても調味料として見つけられなかったのですが、今回は炸醬と似たようなものと捉えました。
炸醬(ザージャン)とは豚挽肉と甜麺醤と醤油で炒めて作る肉味噌のことです。
たっぷりの味噌ベースに作られたとろみのあるスープに肉味噌と水餃子が、一人前のラーメン丼いっぱいに入っていました。
味噌は濃厚で甘辛く、餃子を肉味噌と一緒に絡めて食べます。
味噌ダレに付けて食べる神戸の餃子とも、味噌ラーメンとも全然違う味わいです。
餃子自体はクセがなく食べやすい味付けなので甘口の味噌に絡めて食べることで美味しさが増して料理として完成するような、そんな感じでした。
他では出会えない珍しい一品です。

カリカリ食感の揚げ餃子も必見

初めて訪れたときに、焼き餃子と酢胡椒の組み合わせ以上に驚いて印象に残ったのは、実は揚げ餃子でした。
餃子一つが唐揚げのように大きく、焼き餃子と同じく具材がぎっしり詰まっています。
とても香ばしく噛むたびに皮のカリカリという食感と具材のバランスが最高。
これもしっかりとした味付けでボリューミーだから、食べ応えがあって大満足です。

まとめ

今回は東京・赤坂にある「赤坂珉珉」を紹介しました。
餃子に酢胡椒という組み合わせが生まれたお店の餃子は、ジューシーで本当に酢胡椒に合う味付けで美味しかったです。

 

焼き餃子以外にもミソギョーザとドラゴン炒飯も名物です。
ニンニクとニラがたっぷりと入っているけど、塩味で食べやすくてクセになります。これも食べてよかった!!

 

もう一度揚げ餃子を食べに行きたいなと思っています。

店舗情報

赤坂珉珉
住所:東京都港区赤坂8-7-4
アクセス:
・東京メトロ千代田線 乃木坂駅 2番出口から徒歩8分
・東京メトロ千代田線 赤坂駅 7番出口から徒歩10分
・東京メトロ銀座線、半蔵門線 青山一丁目駅 4番出口から徒歩10分
電話:03-3408-4805
営業時間:11:30〜14:00 / 17:00〜22:30
定休日:日曜日・祝日

 

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