京王線だけ通る”八幡山(はちまんやま)駅に、行列ができる餃子屋さんがあるのです。
注文後に皮から作ることもあり、味は格別。
本当はヒミツにしておきたいほどのとっておき、紹介します。
新宿から15分。京王線 八幡山駅に、知る人ぞ知るおいしい餃子屋さんがあります。
赤堤(あかつつみ)通りをまっすぐ歩いて、甲州街道こと大きい道路を出て、右に曲がって進んでいくと、
目印となる赤い看板が「餃子館」。
八幡山駅から徒歩5分で到着しますが、たどり着くまでに、バーミヤン・中華食堂・ダンダダン餃子酒場・ぎょうざの満洲・・・
餃子を食べることができるお店がたくさんあるので、目移りしないように(笑)
餃子
1時間以上待つことも!
カウンターのみ14席なので、すぐ満席になることもしばしば。
オススメは開店時間に入ることですが、人気店なので30分から1時間ぐらい待つ心構えは必要です。
席が少なく、かつ回転率が速いので、1人か2人で行くのが吉。
ちなみに腰が重たくなりがちな雨の日。傘をさして開店時間に行ってみると、一番乗りでした。
待つことを前提としていただけにラッキー。
雨の日は空いているのでチャンス!
餃子
焼き餃子4種類、水餃子は7種類
メニューは手書きの札で、壁に並んでいます。
焼き餃子と水餃子合わせて11種類。
- 焼き餃子
野菜餃子 ・ 大根餃子 ・ 白菜餃子 ・ ニラ玉餃子 - 水餃子
冬瓜水餃子 ・ニラ水餃子 ・ しそ水餃子
春菊水餃子 ・ セロリ水餃子 ・ 蒜苗水餃子 ・ 青椒水餃子
読みにくい蒜苗(ソンミョウ)はニンニクの葉。
青椒はチンジャオロース(青椒肉絲)でおなじみ、ピーマンです。
定番の餃子もあり、珍しい餃子も試すことができるのです。
水餃子と焼き餃子では、皮も包み方も全然違いました。
餃子
ニラ玉餃子と大根餃子、しそ水餃子を紹介
今回は11種類の餃子の中から焼き餃子2つ、水餃子1つを紹介。
- ニラ玉餃子
ニラの量の多さがうかがえる緑色。
焼き目のパリパリ感と、フワフワとろとろな玉子。食欲をそそる香りと苦味を感じるニラ。
ニラ玉を餃子の餡として皮に包み込むことで、ニラと玉子が混ざり合って、
油も含めて何もかもおいしさがギューッとおいしさが閉じ込められています。
ほっぺたが落ちてしまいました。
- 大根餃子
餃子ではなかなかお目にかかれない大根餃子。
大根が入っている煮物のようなやさしい味。
噛むたびに、大根の甘みがジュワっとあふれ出てきます。
たくさん噛んで、口の中でゆっくりと味わいながら食べるのがポイントです。
- しそ水餃子
餃子館の水餃子の皮にはひだがありません。
他に見ない形です。透き通ってしまうほどの皮の薄さ。プルプルもっちり。
餃子を口に運ぶまでが難しい。箸で掴んでも、すべって落ちそうになります。
一口噛むと、ふわっとしそが香ります。
誇張しすぎないけれど、しその存在感ばっちり。上品と言葉が似合う餃子です。
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まとめ
調理担当のマスターと、皮や餡担当のおかみさん2人で切り盛りしています。
餃子の餡はあらかじめ準備されていますが、皮は注文してから。
注文後から作っている手際の良さに見惚れながら、気付けば完成されたお皿が目の前にある状態。
なんて贅沢なひと時なのでしょう。
ちなみにタレは、本場中国ならではのニンニク醤油、具入りラー油と醤油が新しい発見でした。
風味がグッと変わって、味の幅が広がります。
心ゆくまで味わい尽くしました。
何度も通って全種類食べたくなる餃子です。