餃子を食べるときは、タレを付けると思います。
いつも酢と醤油のタレですか?酢+醤油にラー油を入れちゃう?それとも最近流行った酢コショウ派?
いやいや、ちょっと待った!
いつものタレだけじゃもったいないかも?もっと餃子をおいしく食べてほしいと願いを込めて、餃子LOVEな私が餃子のタレについて今回語ります。
日本で食べる餃子といえば、小麦粉でつくった皮にたいてい豚肉とキャベツ・ニラをメインに練った餡を包んで焼いたものですよね。
お持ち帰りやお取り寄せをすると付属でついてくるタレは、酢醤油とラー油が圧倒的に多いです。
俳優・松重豊 氏が主演の人気テレビドラマ『孤独のグルメ』や、グルメ通では有名な東京・赤坂「珉珉(みんみん)」で酢コショウを試したことがある人も多いのではないでしょうか?
最近YouTube等でよく “餃子に一番合うタレはどれだ!?”のような企画を見ますが、ちょっと一言物申したいんです。
餃子に合うタレは1つじゃない
餃子の味は全部同じじゃないので、その餃子の特徴に合うタレを選んでほしいというのが、私の考えです。知り合いの餃子屋さんに、この考えを伝えたらドン引きされたことがあります(笑)
もちろん人それぞれ味の好みがありますが、ここではもっと餃子を美味しく食べるためにタレの選び方についてポイントをお伝えします。
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最初は何も付けないで食べる
ちょっと思い出してみると、“ここの餃子はタレを付けずに食べても美味しいです”というフレーズ見たことありませんか?
バランスが良い!としか言えないものもありますが(笑)、餃子をざっくり大きく5つのタイプに分けました。
- ジューシータイプ:お肉がたっぷり入った肉汁が溢れるようなジューシーな餃子
- あっさりタイプ:シャキシャキした野菜のあっさりした餃子
- 主役タイプ:シソやエビなど特定の食材が主役となっている餃子
- 変わり種タイプ:何コレ?珍しい!と呼ばれる餃子
- 基本タイプ:バランスが良すぎて、肉・野菜のどっちも同じくらいの餃子(上の4つどれでもない)
入っている食材がちがうけど、焼いた餃子の味は同じ!?……いやいや違う味になると思いませんか?
というわけで、最初のひとつはタレを付けずに餃子だけをそのまま食べて、どんなタイプかな?と味わってみてほしいのです。
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基本タイプは酢醤油
なんやかんや言っていますが、やっぱり圧倒的に多いのはお肉と野菜がどちらもちょうど良いバランスの基本タイプ。
何も付けずにそのまま食べてみたらバランスが良くて美味しいけど、やっぱり少し物足りないからタレが欲しいなと思ったら定番の酢醤油がオススメ。酢醤油+ラー油もGOOD。
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お肉×お酢、野菜×醤油というそれぞれのコンビネーションによって、
味がグッとしっかりして美味しさアップ
味がグッとしっかりして美味しさアップ
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ジューシータイプは酢コショウ
お肉がたっぷり入った肉汁が溢れるようなジューシーな餃子には、酢コショウがオススメ。
肉料理に酢を入れるとコクや深みが出る・お肉を柔らかくする効果があるので、角煮などの煮込み料理で入れる人もいるほど、実は肉とお酢の相性は抜群なんです。
ちなみにメジャーではありませんが酢ラー油にすると、コショウの辛味とは一味ちがった美味しさが味わえますよ。
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ジューシー×お酢 → キュッと味が引き締まって一気に食べやすくなる
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あっさりタイプは酢醤油(醬油多め)
シャキシャキした野菜の食感がわかるようなあっさりした味の餃子には、野菜のおいしさが引き立つ酢醤油がオススメ。
あっさりタイプの場合は醤油多めの酢醤油にすることが多いです。
気づいた人もいるかもしれませんが、定番タイプとのちがいは酢と醤油の配分ですね(笑)定番は基本1:1。
fa-arrow-circle-rightポイント
野菜のおいしさが引き立つように醬油多めにして、野菜×醤油コンビを生かします。
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主役・変わり種タイプはタレ不要!?
主役タイプは主役の食材がより美味しくなるようなタレになると思うので、一概にコレです!とはいえません。
餃子そのものがしっかりした味付けになっていることも多いので、タレなしでそのまま食べるケースもよくありますよ。
そのまま食べる例
これまで出会ってきたタレではカラシ・オリーブオイル・塩・ココナッツが印象に残っていますね。
神戸餃子には味噌だれ、博多ひとくち餃子は柚子コショウなど、特徴的なタレをつけるご当地餃子もありますし、餃子だけではなくその餃子に合ったタレにこだわっているお店も多いんです。
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まとめ
今回は餃子をもっとおいしく食べるためのタレの選び方についてまとめてみました。
まず何も付けずに餃子だけを食べてから、基本は酢醤油、ジューシーなら酢コショウ、あっさりしていたら醬油多めの酢醤油、変わり種はケースバイケースで。
基本的には定番の酢醤油で問題ありませんが、”ちょっとジューシーだな”、”あっさりしているな”と思ったときにいつものタレからマイナーチェンジしてみるキッカケになったらうれしいです。