餃子好きやグルメに詳しい人など知る人ぞ知る餃子の名店「餃子の店 蘭州」をご存知ですか?
安くて美味しい飲み屋が多い葛飾区の立石にあり、30年以上愛されて続けていますが、駅の再開発工事のため、2020年3月移転しました。
移転前に行った衝撃が大きかったこともあり、新しくなった蘭州にも足を運んで再び餃子を堪能してきました。
私自身お店へ行く際に初めて知った“京成立石駅(けいせいたていし)”ですが、同じように駅名をすら聞いたことがない人もいるのではないでしょうか。
京成立石駅は、上野駅から成田空港を結んでいる京成本線をつなぐための京成押上線にあり、普通列車のみの停車駅ですが押上駅から4駅・7分で着きます。
立石はかつて多くの町工場があり中小の飲食街が集まっていました。その名残で今も立石仲見世商店街や呑んべ横丁がにぎわい、安くておいしい飲食店がたくさんあり、せんべろの町(1,000円でベロベロに酔うという意味)として酒飲みに大人気。
餃子
蘭州の移転先は駅から1分
「餃子の店 蘭州」は、1987年に東京都葛飾区の立石にオープンしてから、店主さんの腰痛療養による休業を経ながら30年以上愛され続けた、知る人ぞ知る餃子の名店です。
そんな中、京成線の高架工事のため余儀なく移転となり、2020年3月24日駅から更に近い場所でリニューアルオープンしました。
京成立石駅の改札口を出て左側の階段から地上へ降りると、すぐに見える北口商店街を1分ほどまっすぐ歩くと左手にある交番のとなりにあります。
店内は移転前と同じく、厨房を囲むようにカウンターと奥にあるテーブル席と合わせて20席。
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人気No.1の水餃子が皮も餡も最強すぎる
蘭州の一番人気は水餃子。日本の餃子屋さんでは珍しいですよね。
水餃子450円1人前10個
パクッと食べられるひとくちサイズ10個入り。
中国出身のご家族が注文してから、皮をのばしてせっせと包む動作は無駄がなく、カウンター越しにウットリと見とれてしまいます。
ほどなく目の前に置かれた、湯気が見えるぐらいアッツアツできたての水餃子は、しなやかでモチっとした皮から溢れる肉汁、ふんわりと香る香辛料がスッと一瞬で口の中を駆け巡る感じ。
皮と餡が絶妙で、何個でも食べられそうなくらいパクパクと箸が進んじゃっておかわりする人が圧倒的多数。
二人に一人が注文する人気の裏メニュー「パクチーのせ」は、+110円で水餃子にパクチーをトッピングして更に深い味わいを楽しめます。
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焼き餃子・焼きニラ餃子が唸るほどウマい
もちろん焼き餃子もあるので注文して食べました。
焼き餃子400円1人前5個
キレイなキツネ色の大きくも小さくもない標準的なサイズが5個。
ひとくち齧るとジュワ〜っとあふれ出す肉汁は、鶏ガラのダシが効いていて最強なんです。
初めて食べたときは言葉にならないほどの衝撃を受けてから、1年近く経っても忘れられず、“また食べたい!”と実は思い続けていました。
すりおろしたニンニクのトッピングもできますが、ニンニクが入っていないからこそ、しっかりダシを感じられるんだろうなと思うので、まずは騙されて(笑)、そのままで食べてみてください。
焼き餃子と同じくらい衝撃的だった“焼きニラ餃子”も個人的に超オススメ。
焼きニラ餃子 400円1人前5個
中身は、外から透けてみえる緑色の正体であるニラとタマゴだけ。そう“ニラ玉”です。
皮でキュッと閉じることで味がこぼれ落ちることなく、ニラとタマゴの旨みがギュッと凝縮されるので、唸るくらい美味しいんです。
餃子の皮でニラ玉を包んだ餃子も蘭州で初めて出会いましたが、それから他のお店で時々ニラ玉の餃子に出会うたびに注文するほどトリコになりました。
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まとめ
今回は、京成立石にある古き良き餃子の名店「餃子の店 蘭州」をお伝えしました。
2020年に駅の再開発工事のため移転しましたが、お店の雰囲気やスタッフ、味に変わりはありません。
ひとくちサイズのモチっと耳たぶみたいに柔らかい水餃子、ビールに合う焼き餃子、相性が抜群に良いニラ玉が入った焼きニラ餃子、どれも餃子は最強です。
烏龍茶玉子もビールに合うし、ラーメン・ワンタン麺もどこか懐かしい気持ちになるホッと体も心もあたたまるお店なので、ぜひ一度行ってみてください。
蘭州
住所:東京都葛飾区立石4-26-12
最寄駅:京成押上線 京成立石駅 改札口より徒歩1分
電話:03-3694-0306
営業時間:17:30〜22:30
定休日:月曜日
席数:20席