度々テレビや雑誌で取り上げられている1954年創業の老舗餃子専門店、その名は「餃子荘 ムロ」。
人気のお店なのであらかじめ予約の電話してみると、「20時なら予約なしでも大丈夫ですよ。直接来て下さいね〜」と言われたので、ふらっと行きました。
餃子以外にも魅力的な料理がいっぱいありますが、やっぱりココは ぎょうざ.comなので、主にオリジナル餃子についてお伝えします。
高田馬場駅から歩くこと3分、細い路地を入って見える赤い看板が目印です。
まるで50年ほど前で時が止まってしまったかのような、まさに“昔ながらの”という言葉がピッタリな老舗な雰囲気。
店員さんの言葉どおり、平日20時は1階のカウンター席が半分ほど埋まっている程度ですぐに入店できました。
4人以上など大人数で行く場合は、2階のテーブル席になります。
ムロは食べものについては注文が1回きり。飲みもの以外の追加注文はできません。
おなかの空き具合と相談して慎重に選んでくださいね。
ちなみに2階は冷蔵庫から自分で飲みものを取って、空き瓶の数からお会計をするというなかなか斬新なスタイルです。
餃子
まずはコレ!“ふつう“餃子と、ふつうに加える個性豊かな餃子たち
餃子は“ふつう”をベースに味をトッピングしていて全部で6種類。どれも一皿7個入り。
注文後、包むところから作り始めます。カウンター席では目の前で一生懸命に作るところを見ることができるという特権付き。
カレー 700円
紅 (唐辛子入り) 700円
チーズ (エダムチーズ入り) 750円
ラーチャン(台湾ソーセージ入り) 750円
ふつう
一皿7個 700円
中国では定番の五香粉(ごこうふん)と呼ばれるブレンドされたスパイスがスッと鼻を抜けていきますが、クセがなくあっさりした味付けなので食べやすい。
特製のタレをつけて食べることで味に深みが増してGOOD。
餃子
ムロだけ!丸ごとニンニク・エダムチーズ・台湾ソーセージ餃子とは!?
どこにもない、餃子荘ムロだけのオリジナル餃子を簡単にお伝えします。
写真はカレー7個と唐辛子7個
ニンニク(玉入り)
ニンニクが一片そのまま入っていますが、餃子からも食後も強烈な香りがするわけではなく、しっかりとニンニク味を楽しみ味わうことができる驚きの上品な一品。
チーズ (エダムチーズ入り)
エダムチーズとは、丸い形で周りを赤色にコーティングすることから“赤玉チーズ”とも呼ばれています。
チーズの名産国のオランダではゴーダチーズの次に生産量が多く、脂肪分が他のチーズよりも約半分の量なのでダイエット向き。
適度な量が入っていて口に運ぶとチーズの良い香を堪能できます。
ラーチャン
台湾ソーセージは“香腸”と書く、台湾の屋台でもよく見かける食べものですが、日本にあるソーセージよりも格段に甘い(!)味付けが特徴。
スライスしたニンニクと一緒に食べることもあるんだそう。
お酢とラー油のタレにつけて食べることで台湾ソーセージとの甘さが見事に調和します。
餃子
餃子以外の料理は30種類以上
お通しの白髪ネギに味噌ダレを乗せたネギみそはシンプルだけ、餃子を待つ間にビールと一緒に食べるアテにピッタリ寄り添ってくれます。
ビールと一緒にネギみそをつつきながら、餃子をせっせと作っている店員さんを見つめて餃子を待つことは至極なひととき。
餃子以外にもピータンや牛スジの煮ごこり・ザーサイなどのおつまみは10種類以上、
レバニラ炒め・空心菜をはじめとしたTHE中華料理も10種類近く、
焼きそばやチャーハンなど麺・ごはん類も10種類
……と、たくさんメニューが揃っています30種類以上あるメニューの中から1回で決めるのは難しい…!空腹と直感力を駆使した真剣勝負ですね(笑)
餃子
まとめ
70代から始めた世界最高齢の女性DJとして、新宿の歌舞伎町でも活躍もしているというパワフルなおかみさんの、ちょっとした言葉や行動から心づかいを感じられる、親しみやすさとどこかホッとするあたたかさ。
ちょっとお値段が高く感じるかもしれないけれど、餃子荘ムロでしか味わえないどこか安心感のある味の数々。
料理の注文が1度きりということは、おいしい!もう少し食べたい!ができないから、また来るしかなくなってしまうからズルい。
70年近く愛されてきた古き良き温かみのある空間と料理をぜひ。
餃子荘 ムロ
住所:東京都新宿区高田馬場1-33-2
電話:03-3209-1856
営業時間:17:00〜22:00
定休日:日曜日 *祝日は電話にてお問い合わせ