神保町「兵六」で昭和へタイムスリップ!?餃子を焼酎でいただけます。

東京メトロ半蔵門線・三田線・都営新宿線がとおる東京駅に近い神保町(じんぼうちょう)は、50年以上つづくお店が立ち並ぶ、古本屋の街でありカレーの街でもあり、そしてこっそり餃子の街でもあるんです。

私は“隠れ餃子のまち”と勝手に呼んでいるぐらい実は餃子屋さんがいっぱい。

 

神保町の餃子屋さんで特に有名な「スヰートポーヅ」は根強い人気店があったものの、2020年6月に寂しくも閉店してしまいました。

ですが、老舗ならではのホッとできる餃子を食べられるお店はまだまだあるんです。

 

しかも今回はまるで映画のセット!?餃子も食べられる昭和時代を思い出すような居酒屋さん「兵六(ひょうろく)」をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

神保町駅のA7出口から靖国通りをまっすぐ歩いて、数分で見える大型書店“慶文堂”の前を右に曲がり小さな道へ入ると見える、眩しく輝く大きな大きなちょうちんと古い木の扉。

 

ココが「兵六(ひょうろく)」です。

 

 

 

タイムスリップする入り口のような古い木の扉からも昭和感たっぷりの渋さ。

扉をくぐるとまるで映画やドラマの撮影に紛れ込んだかのような古い歴史を感じる居酒屋がありました。

 

ギューッと詰めると12〜13人座ることができるコの字型カウンターで、真ん中に店主さんが時おり常連さんとお話しながらお酒を作り料理を運びます。

 

カウンター席以外は4人テーブル席が2つ。カウンターの真ん中に立つ店主さんはお盆に料理を乗せて、お客さんに受け取ってもらうスタイル。

 

全部で20席の小さな昔懐かしい居酒屋さんで、お客さんや常連さんもちょっとオトナなカップルやおじさまがばかり。

 

 

餃子

ヤカンで出てくる焼酎と、名物の兵六あげ

 

壁全体に貼られている短冊型の木や紙のメニューも味が出ていています。


木のメニューや飾られている額縁を見ると、海と山に囲まれている大自然な田舎住みの祖父母の家を思い出しました。

 

お客さんの7割は注文している兵六の定番は、鹿児島県の焼酎“さつま無双”、しかもお店のこだわりでお湯割り限定。

 

白湯が入ったヤカンとともに渡され、自分の配分でお湯割りしてチビチビ飲むスタイル。

焼酎お湯割りと兵六あげ

 

こんなにもカラダの隅々まで沁み渡るようにぽかぽかあたたまるイモ焼酎に初めて出会いました。
焼酎&お湯割りのおいしさを堪能して自分もちょっぴりオトナになった気分(年齢的には充分オトナなんだけど)。

 

名物は納豆・チーズ・ネギ味噌を油あげで包んだ、兵六あげ。1つずつ味が違って奥深くおいしい。焼酎との相性バツグン。

 

 

餃子

ありそうでなかった餃子と焼酎の組み合わせ

 

お店の雰囲気のおかげなのか、餃子も昔なつかしく見える気がするのは気のせいでしょうか。

 

見るかぎり蒸し焼きにされた餃子で、皮がサックリしていて、野菜が細かく切られているので、お口の中は少しなめらかな食感。

 

野菜のやさしさや甘さがフワッと広がり、そこにイモの風味とともにいただく焼酎のなんたる贅沢なひととき。ビールやレモンサワーのようにグビグビ飲まず、ひとくちずつゆっくり味わっていただく餃子とお酒です。

 

野菜たっぷりあっさりした味付けには、ラー油が入ったタレによく合います。

 

 

 

餃子

まとめ

 

古本だけじゃありません。実は東京の隠れ餃子のまち“神保町(じんぼうちょう)”。

 

兵六には、いつもの世界から少し離れた、どこか懐かしい賑やかさがあります。

 

約50年ずっと守られてきた料理の味とお酒は3倍までというルールがあるから、みんな帰るまで楽しく過ごせるのかも。

 

 

ちょっとしっぽりと飲みたい気分の日に。やさしい店主さんとお話するのも良し。

ゆっくりお酒を飲みながら、お酒に合う食べものを心ゆくまで。

 

 

兵六(ひょうろく)

住所:東京都千代田区神田神保町1-3
電話:なし
営業時間:11:00〜22:30
定休日:土日祝

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