毎年世間を賑わしている“全国の餃子消費ランキング”を聞いたことがある人は多いでしょう。
1位の座を争う餃子界のトップ2は、餃子の町でおなじみ栃木県宇都宮市(宇都宮餃子)と静岡県浜松市(浜松餃子)。
ぎょうざ.comでは何度も宇都宮餃子は取り上げてきましたが、浜松餃子は意外にも有名店「石松餃子」のみ。
決してひいきしているわけではございませんので(笑)、今回は浜松餃子をもっと知ろうとリサーチしました。
「浜松餃子 かず」を取り寄せて食べて、浜松餃子をしっかり味わったので、今回お伝えします。
まず日本の餃子の歴史は、戦後に中国から戻ってきた日本兵が、現地で食べた餃子をつくったことから始まりました。
それは、宇都宮市や浜松市特定の地域に限らず、全国で一気に広まって国民食へと仲間入りし、今の焼き餃子へと発展。
ちなみに浜松市は、東西に長い静岡県(面積が7,777㎢のラッキーセブン!)の、愛知県との隣にあり、東京駅から行く場合、新幹線で1時間30分(ひかり)〜約2時間(こだま)、車で4時間超かかります。
浜松餃子の特徴は、円形に焼いた餃子の真ん中に、もやしを乗せたもの。
そして「3年以上在住している人が、浜松市内で作った餃子」であること、浜松市か愛知県産のキャベツ・浜松名産のタマネギ・コクを出すための豚肉が浜松餃子の特徴。
イメージです。
コクの脂っぽさをもやしでスッキリさせるという奇跡のコンビ、もやしを食べることでより多くの餃子が食べられるというわけです。
餃子
TVで紹介!地元民が通う餃子の店かず
浜松餃子学会という浜松餃子を広めるための団体があり、石松餃子・むつぎく・福みつなど有名店はもちろん、浜松餃子が食べられるお店が200近く掲載されています。
あまり知られていませんが、実は“ちゃお”という名前のかわいい浜松餃子のゆるキャラがPRしています。
掲載店のひとつ「浜松餃子 かず」は1976年(昭和51年)に創業し、夫婦二人三脚で営んでいる小さな餃子屋さんで、静岡のローカル番組“くさデカ”で紹介されたこともあります。
アクセスは決して良いとは言いづらく、浜松駅からはJR東海道本線で、一駅・隣の天竜川(てんりゅうがわ)駅が最寄りなのですが、駅から20分以上歩かないとお店へはたどり着けません。
メインは生餃子のお持ち帰りですが、17時以降は焼き餃子の持ち帰りもOK、店内は5席と少ないですがイートインも実は可能のようです。
国産の食材にとことんこだわり、地元のファンも多いんだとか。
餃子
キャベツの甘さにノックアウトする餃子
東京に住んでいるとより気軽にお出かけができないので、浜松餃子かずの餃子を取り寄せて食べてみました。
2パック以上が条件となっており、公式サイトあるいはFAXから注文して1週間程度で届きます。支払いは代引きのみ。
1パック20個入り 1,000円(税込)
じっくりと焼き上げた餃子は小ぶりサイズ・やや羽根つきになって完成しましたが、肝心のもやしは買い忘れていました(笑)
キャベツのシャキシャキした食感とじんわり広がる甘さ、気持ちがキュッと引き締まりそうなくらい、ガッツリとニンニク効いています。
付属のタレは、ボトルと赤いペースト状になった粉末が入った袋。
ボトルはしょう油の甘さが際立つ、おそらく酢じょうゆで、少し付けるだけでニンニクの風味が抑えられて一気に食べやすい餃子になりました。じっくり味わうと時々お好み焼きを食べているような感覚におちいるぐらいキャベツが主役!
赤いペースト状の粉末は豆板醤っぽいピリッとした辛さが、キャベツとの相性が良くておいしい。
あっという間に10個食べても、まだ食べられそうだな?と思う軽さ。
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まとめ
今回は、浜松餃子のなかでも地元民に愛される「浜松餃子 かず」についてお伝えしました。
40 年以上こだわり続けている甘いキャベツと、がっつり効いたニンニクの餃子は、何個でも食べられるくらいやみつきになっちゃいます。
店舗のメインは生餃子の持ち帰り専門となっていて、お取り寄せもできるので、まだ味わったことがない人はぜひ一度食べてみてください。
浜松餃子 餃子の店 かず
住所:静岡県浜松市東区篠ヶ瀬町577
アクセス:JR東海道本線 天竜川駅から1km以上
電話:053-421-1225
営業時間:生餃子 10:00〜19:00 / 焼き餃子 17:00〜19:00
(売り切れ次第終了)
定休日:月・火曜日
席数:5席
公式ホームページ
公式お取り寄せサイト
浜松餃子学会