餃子につけるタレは“酢じょうゆ”でしょうか?それとも、少しばかり前に話題になり、だいぶ知名度が上がった“酢コショウ”でしょうか?
ラー油はハズせないって方もいると思います。
餃子を食べていると、よく聞かれる質問のなかでは「どこの餃子がおいしいか教えて」がダントツで多いですが、次に多いのは「毎日餃子を食べてて飽きないの?」です。
ズバリ飽きません。なぜならひとつとして同じ餃子はありません、というと大げさな表現になってしまうのですが(笑)、餃子は同じではないからです。
日本の食文化とも呼ばれる「焼き餃子」のお店やお取り寄せがたくさんあり、そして老若男女が好きな食べものである理由は全部の餃子に個性があるからにほかなりません。
お店によってはオリジナルの特製タレを出してくれるということもありますよね。
いつものタレもモチロン良いですが、今回はたまにはちょっと餃子のタレ変えてみるのはどうでしょうか?
キャベツやハクサイなど野菜がたっぷり入っているあっさりした味付けの餃子は、しょう油やラー油などをプラスして野菜と混ざり合うことで、味が奥深くなります。
しょう油の甘さと塩辛さだけじゃなくて、お酢があることでまとまりのある味になるんです。
ラー油のピリッとした辛さが加わることで、あっさりした餃子が完成するような感じを覚えます。
福島の円盤餃子は、ほとんど野菜といっても過言じゃないくらい、野菜たっぷりの餃子代表なので、ぜひこの視点で味わってみてほしいです。何もつけない餃子だけじゃ何か物足りない、タレをつけることで餃子になる感覚。
身近なところでも酢じょうゆと一緒に食べることでさらにおいしくなる餃子があります。
中華レストランチェーン店「餃子の王将」をお持ち帰りする際は、酢じょうゆの袋と、別にラー油の袋を渡してくれます。
セブンイレブンの惣菜餃子のタレも酢じょうゆとラー油が別々になっているので、組み合わせる時は自分の好きな割合でタレが作ることができるのもうれしいポイント。
餃子
肉汁たっぷりジューシーな餃子には「酢コショウ」
数年前にテレビで取り上げられてから徐々に知名度が上がっているタレ“酢コショウ”。
試したことがある人も多いのではないでしょうか。
ジューシーだなあ!と唸るぐらいお肉がたっぷり入っている餃子、お肉に加えてニラやニンニクなど味がしっかり効いている餃子には、ぜひ酢コショウを!
酸味をプラスしてキュッと味をしめる役割があるので、味にまとまりが出て一気に食べやすくなります。
ジャンボ餃子はお肉がいっぱい入っていてジューシーなものが多いので、酢コショウがダントツオススメ。
ちなみに東京・赤坂に酢コショウ発祥のお店「珉珉(みんみん)」では、お店の人が酢とコショウの配分を計算したタレを出してくれます。
餃子
ご当地餃子の神戸&博多はタレがあってこそ成り立ちます
味噌ダレで食べる神戸の餃子
神戸はご当地餃子として“味噌ダレ餃子”がありますが、その名のとおり「味噌ダレ」をつけて食べます。
キャベツの甘みが引き立つシンプルな神戸の餃子には、味噌ダレを合わせることで、味噌のコクとちょうどよいハーモニーが生まれて、これもタレがあってこその完成する餃子。
一口餃子で有名な博多餃子
戦後に屋台で生まれた博多の一口餃子。餃子屋さんの特徴として「ゆずこしょう」が置いてあるんです。
酢じょうゆと一緒に少しつける食べるスタイルで、ピリッとした辛さがクセになること間違いなし。
餃子
変わり種ならぬ変わりダレ!?
変わり種の餃子がたくさん食べられる東京・三軒茶屋「GYOZA SHACK」は、豚肉・牛肉・羊肉・鶏肉の餃子がそろっていて、それぞれの餃子に合わせたソースと呼ばれるタレをつけて食べます。
赤ワインソース、ゴルゴンゾーラとハニーレモンソースなどオリジナルな組み合わせに出会えるので、ぜひ一度どうぞ。
宇都宮の「餃天堂」は、定番の宇都宮餃子とはちがった餃子が食べられる人気店。
オススメのタレはマヨネーズ&一味唐辛子。半信半疑ながらも(笑)、コクとピリッとした辛さがもっちりした餃子に合ってビックリ。
酢じょうゆとカラシを付けて食べたり、オリーブオイルと食べる蒸し餃子や、タバスコと一緒に食べる焼き餃子…挙げるとキリがありません。
ぎょうざ.com 内にも変わったタレのお店ありますので、探してみてください。こんな珍しいタレがある餃子屋さん見つけたよ!という情報もお待ちしています。
餃子
まとめ
今回は餃子ではなくタレに焦点を当ててお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
餃子がちがうのに、いつも同じタレじゃもったいない!
それぞれの餃子に合うタレがあることを知ってほしいなあと思います。
あわよくば酢じょうゆ・酢コショウなどタレに合う餃子の特徴とタレのバリエーションを楽しんでいただければ、これほど嬉しいことはありません。